当院では、富士フイルム製の超音波診断装置「FUJIFILM ARIETTA 50」を新たに導入しました。首の血管の状態を画像で確認できる「頚動脈エコー検査」を行っています。
頚動脈エコーでわかること
頚動脈は、脳へ血液を送る大切な血管です。高血圧、糖尿病、脂質異常症などによって動脈硬化が進むと、血管の壁に「プラーク」と呼ばれる隆起ができたり、血管が狭くなったりします。状態によっては、脳梗塞の原因となることもあります。
頚動脈エコーは、首の表面にゼリーを塗り、超音波を出す小さな器具を当てて血管を調べる検査です。放射線被ばくがなく、通常は注射や造影剤も必要ありません。血管の壁の厚さ、プラークの有無や性状、血管の狭さ、血流の状態などを実際の画像で確認できることが大きな特長です。
脳神経外科での治療経験を活かして
私は脳神経外科医として、これまで頚動脈狭窄症に対する頚動脈ステント留置術など、頭頚部の血管に関する治療に数多く携わってきました。その経験を活かし、検査結果を丁寧に評価し、脳卒中予防の観点から今後の方針をご説明します。
生活習慣病の管理から、必要な治療への橋渡しまで
当院では、高血圧、糖尿病、脂質異常症などの生活習慣病の管理とあわせて、必要に応じて頚動脈エコー検査をご提案します。動脈硬化の程度によっては定期的に経過を確認し、さらに詳しい検査や、外科的治療・血管内治療が必要と判断した場合は、適切な時期に専門医療機関へご紹介します。
薬による治療だけでなく、血管の状態を「見える形」で確認しながら、皆さまの健康管理をお手伝いしたいと考えています。検査については、診察時にお気軽にご相談ください。